話し始めると面白い人。

バイト先で声が小さくて、正体がいまいちつかめない新入りの男性が入ってきた。その男性は57歳と僕よりも断然年上なので、仕事を教えにくい。よく、年上の部下の扱いに苦しむ上司というのを聞くが、初めてその苦しみが分かった。仕事も始めたばっかだから遅いし、おじさん特有のぼやきみたいなのをブツブツ小声でつぶやくので、第一印象は最悪だった。

仕事始めたばっかなのに、おじさんが「俺この仕事もうわかるから一人で大丈夫」と。後でみたら案の定わかってない場所がある。僕は心の中で「なんだよっ!」と。僕はキッチンの閉め作業が中心なので、掃除も仕事の内だ。それで、ほうきを掃いてたら、おじさんが「そこの場所昨日俺も掃いんだよ~?」と一言。僕は「??????何を言いたいんだこの人は?おじさんが昨日はいた場所が今日も汚くなってたから怒ってたのか??それとも俺の仕事取るなって言いたいのか???」みたいな感じで頭がグールグル。

僕は、自分と波長の合わない人間とは付き合っていく自信がないので、出会ってからほんの数時間でバイトの時間ずらそうかと真剣に悩んでしまった。たいてい、人間っていうのは悩みモードになると悪口も出てきて、そのおじさんに対して心の中で罵詈雑言を浴びせていた。こんなんだからぼっちになっちゃったのかね。

で仕事が一通り終わった後に、勇気?というか思い切って話しかけたら、意外とおもしろいおっさんだったという。料理が好きで、涙もろいとか、奥さんがいるとか自分のことベラベラしゃべりだす。相手がぽろっとこぼしたワードを拾い上げて、そこから話を発展させると、いつ間にかタメでしゃべれるようになってました。

ちゃんと話してからが、人って本番だよね。印象がよくなった後は、ぼやきや仕事が遅いことに対するネガティブな感情は消え去ってました。

ところで、僕はコミュ障ではないんだな、うん。いや程度の話になっちゃうと思うんだけど、重度コミュ障ではないと。さっきもいったけど、波長が合わない人間とは付き合うの本当に苦手なんで、そこから先が問題だよね。ん?やっぱり僕ってぼっちとは言えない?でも大学は一人だし・・・?ん?

おわり