『こころ』読了

この記事無駄に長いから読まなくていい

kindleで最初にダウンロードした夏目漱石の『こころ』読み終わりました。思ったより長くもあり、短くも感じました。紙媒体だったら、本の厚さみて読むの辞めてたでしょうから、そういう点で電子書籍は読書へのモチベーションに僕の場合はなります。

それでー感想なんですが・・・感想を書くのが苦手なんですがせっかくだし書いてみますね。

おじに財産をごまかされるという屈辱を受け、「自分はああはならないぞ」という倫理感が持つ先生だったが、自分の好意で東京の下宿に呼んだ友人Kが恋敵になってしまい、倫理的でない方法でKを出し抜いてしまった。その結果Kは自殺し、そのことを先生は誰にも話せないでいた・・・。妻、つまりKと先生が争った人にも当然それを打ち明けだせず、独り苦しみ、結局先生も遺書を私に残して自殺する。

これだけじゃよくわからんでしょうから、読んだことのない人は『こころ』読んでみてくだせぇ。

先生の矛盾した行動・感情は本当によくわかりますね。僕自身、恋愛が絡んでいませんが、似たような経験があります。時間とともに、気持ちが変わるんです。最初は、本当に好意だけだったのに、場所や環境が変わり、時が流れていくと、もう最初の時と好意だけでその人に接することは出来なくなります。嫉妬とか、羨望とか、そういう感情が湧いてくるんです。

理由は簡単です。その人のことが次第にだんだん判然としてきて、自分とその人を比較するようになるからです。人気さや、頭の良さ、容姿、行動力・・・いつのまにか差ばかり気にするようになる。悔しくてイライラする。あるいは、逆にその人の尊敬できない部分が見えてくる。ここだけは自分は勝っているという点が見えてくる。

そうなると、相手の弱いところを見つけようとする。そこを見て、自分の優位を確認する・・・。例えば、相手からの相談を親身になって受ける。アドバイスもする。でも、心のどこかで、自分の優位を感じている・・・。アドバイスして、自分がさらに不利な状況に追い込まれるのでは・・・ということはない。「こいつはこれに関しては何をしてもダメだから」とわかっているから。だから、すごい親切に相談に応じるのだ。そして、いたずらにその話題を彼にふっかけたりするのだ。彼はまた悩みだす・・・。そこにまたいい人モードで彼と接するのである。

一緒にいて本当に心地よかったのは最初の時だけ。でも、仲が悪いわけではないし、嫌いではない。一緒に遊べば楽しいし、こちらから相談をふっかけることもある。長く付き合っていてくれることに感謝をすることもある。矛盾しているようですが、こういう多面的なところがあるんです。

その人との関係は「こうならざるを得ない」とも言えます。嫉妬心が湧いたことは事実ですからどうしようもありません。もし僕が、彼に対して心の内を打ち明けていたうえで、仲良くしたいと申し出ても、彼は僕から離れるでしょう。彼は繊細で、矛盾を嫌うところがあります。そして、非難批判を、人一倍恐れるタイプです。僕の中にある矛盾なんか認めてはくれないでしょうね。少年漫画に出てくる良きライバル関係なんてのは、かなり難しいです。

というわけで、開き直りの術を使って、このままその人と付き合うことにします。善く生きようったてそんなのむーーーーりーーーーん うはっ わんわんわん

 

この感想は一番最後の「先生と遺書」の部に対して持ったものです。一番有名で、一番最後の部だから、印象が強く感想を書きやすいです。本当は、1部「先生と私」2部「両親と私」があるので、先生の考え方もしっかり消化してから、「先生と遺書」の感想を書きたいのですが、そんな文才も能力もないです。もう一度読み直せば、いろいろつながるところが見えてくるんでしょうが、しばらくは読みませんな・・・。

amazonのレビューを読むのも面白い。僕みたいに、先生の気持ちがわかるというレビューの人もいるし、先生があまり出てこない2部の「両親と私」が好きだという人もいる。先生の気持ちがまったくわからないという、高校生のレビューもあった。

僕だって先生の気持ちなんかわからない生活を送りたいですとも。ええ送りたいですとも。でも、自分がやってきてしまったことだから、もう読んでて苦しくなっちゃうくらい、先生の気持ちがわかるんです。だから、実はもう読みたくないです。漱石ちゃん、これ以上僕をいじめないで・・・。

ただこの小説では「K」が一癖も二癖もある人です。彼が自殺に走ってしまった結果は、必ずしも先生だけにあるのではないと思うんです。さらに言うと、「K」と懇意になってしまった先生は不幸だったでしょう。ハードラックってやつですな。それに、奥さん残して死ぬなんて先生もひどいことをなさる。開き直りが、やはり必要ですな。野生に戻りましょう。しょうがなかったんだ!!!!

あと、先生の遺書が長すぎる。文中で1週間ぐらいかけたとか書いてありましたけど、そんなに長い文章書いてたら、途中で気が変わったりしそーなんですが。死ぬことだけはしっかり態度決めやがって。やっぱりエゴイストじゃないですかねこいつは。ウンコ野郎だ。ウンコ野郎。逃げたいだけじゃねーか!どうでもいいことダラダラ書きやがって・・・

小説読んで、暗い気持ちになって頭おかしくなりそうなので、ふざけてるようですが、実はこれが心からの叫びです。魂の 叫びです。僕もこんなにダラダラ書きやがって・・・。否!開き直ってすべて忘れます。わんわん

おわり

 

ところで、先生って本当に死んだのかな? 一部を読み直してやっぱり死んでました・・・。記憶力がねぇダメだこりゃ