パピーと浅草で夕ご飯

パピーの勤務先が浅草なので、雷門で合流して夕食を。

「駒形どぜう」という有名な店で、どじょうを食べた。初めてのどじょうだ。平生より、ウナギに似ているがさっぱりした味と聞かされていたので、どんなもんかと楽しみにしていた。

どじょう鍋を注文。浅い鍋、というより丸い鉄板のような皿に、どじょうが敷き詰められている。そこに大量のネギとごぼうを乗せて、煮込むのを待つ。ネギが萎れてきたら、食べごろ。

感想だが・・・実は、とても期待していただけに拍子抜けしてしまった。不味くはない。うまい。だけど、味をどう表現したらいいのか困った。煮込まれたものとしか。ビールなしでは正直退屈だったかもしれない。それよりも、その後の、柳川鍋のほうが美味しかった。卵とじされたバージョンだ。こっちのほうは、味がしっかりしていて、食べごたえがあった。

パピーに感想を述べたら、「何回か食べるとくせになるんだよ」と。なるほど、初めてで、食べるのに精いっぱいだったかもしれん。隣に座っていたじいさんは、全然箸をつけずに、ビールを嗜んでいた。当然、どじょうのほうは煮込みに煮込まれた状態に。どじょうには手を付けず、そこにひたすらネギを投入していた。これではネギを食べているようなものだ。これが通の食べ方なのだろうか。

 

その後は、行きつけの刺身屋さんへ行った。

パピー「今日は大学生の次男を連れてきました!」

店主「お~こりゃたまげた!」

パピー「とりあえず6000円位で刺身の盛り合わせね」

店主「へいっ!君(僕)は長男さんですか?」

僕「・・・次男です」

店主「高校生か!」

 

 

親しみあるやりとりから始まって、すぐにまったく話を聞いていないのがわかって、苦笑い。まぁ、聞こえなかったのかもな。威勢のいいやりとりなのに、全然通じてなくて笑ってしまった。第一声は、会話のきっかけにすぎないしな。

刺身の盛り合わせがうまい。ホタテ、マグロ、甘海老、赤貝・・・いろいろありました。久しぶりの魚介類、たんと味わいました。ツマを食べたら、奥さんが「僕!ツマは大葉に包んで食べるのよ!生ものだけじゃなくて、消毒作用のある大根残さず食べると、体を壊さないのよ!食べても「当たらない」から、大根役者って言われてるのよ!」マシンガントークにただうなずくだけ。なるほど、すべて食ってやる。ツマ、大葉残さず消化した。

全席禁煙にしたらしい。理由は、店の人は誰一人タバコを吸わないのに、奥さんが肺がんになったから。無事摘出して、大事にはならなかったそう。吸いたければ、外で吸わせる。来なくなったお客さんもいるが、去る者追わず。さらに、元々、主人もタバコの煙の中に、新鮮な魚を出すのが嫌だったらしい。年齢、健康、時代を勘案した結果の判断。こんな話を聞くと、美食倶楽部のドンが頭によぎる。

店を出て、いい気持ちで帰宅。パピーと僕が2人で食事をとることは、平生のことだが、周りから見ると親孝行ものに見えるらしい。僕が暇なだけなんだがな。

おわり